文房具特許の世界

文房具が好きで、特許を手掛かりにその背景を妄想することによって文房具をもっともっと好きになるために、ブログはじめました。といっても、文房具特許についてはド素人で、皆さんと一緒に少しずつ学んでいければと思っています。文房具カフェ会員No.01845 連絡先:bunseka.akiran@マークgmail.com

Item 23: デルガード(ゼブラ)

「文房具屋さん大賞2016」の書く部門シャーペン賞を受賞されたデルガードを深堀しようと思っています。

 

2014年10月7日にプレスリリースにて発表され、発売は2014年11月12日

www.zebra.co.jp

 

プレスリリースの中で、「特許出願中」と謳っていますので、今回は調査は容易かもしれません。プレスリリースで挙げている2つの特徴を参考に、調査のポイントを以下のように設定しようと思います。

 

1:芯折れ防止機構

筆記中のあらゆる角度の筆圧でも折れないように芯を守る新機構搭載。紙面に対し、垂直に強い筆圧が加わると、軸に内蔵されたスプリングが芯を上方向に逃し折れを防ぐ第1の機構と、斜めに強い筆圧が加わると、先端の金属部品が自動で出てきて芯を包み込みガードする第2の機構を搭載。金属部品が自動で出てくるってどういうことでしょう? 気になりますね。

2: 芯詰まり防止機構

軸内部にシャープ芯を誘導する部品を取り付けたことで、短い芯でもずれて詰まることがないとのこと。

 

商品開発秘話インタビューには定評のある大沢裕司さんの記事がありましたので紹介しておきます。

dime.jp

開発を担当した研究開発部開発研究課の月岡之博氏が調査のヒントになりそうですね。

 

プレスリリースにて発表された2014年10月7日、開発を担当した月岡之博氏、上記2つの技術的特徴を手掛かりに、調査を進めていこうと思います。お楽しみに。