【ネタバレ注意】『君の名は。』の時系列を、自分なりに整理してみた(GIFアニメーション付き)♪
先日、話題の映画『君の名は。』を観てきました。ここから、徐々に内容にも踏み込んでいきますので、ネタバレしてほしくない方は、ご注意ください。
あまり予習せずに行ったので、身体の入れ替わりだけでなく、タイムスリップ要素まで入っているとはつゆ知らず。映画の中でもSFが大好物な私は、本当に大、大満足の内容でした。
ただ、タイムスリップものは、どうしても一度観ただけでは十分に理解できず、モヤモヤしていたので、結局、「小説 君の名は。」も購入。
まだ十分理解出来ていないかもしれないのですが、自分の理解のために、時系列に図解してみました。
こんな風に、理解できないものを、取り敢えず図解してみる、というのも、ハックの一つだと思っています。難解な技術書、特許の明細書に記載されるアルゴリズム等、理解に苦しむときは、ひとまず、登場人物やモノを、二次元上、或いは、時系列上にマッピングして、その間の情報のやりとりを矢印で表現するだけで、頭が整理されて、すんなり理解できることがあります。
という訳で、『君の名は。』の図解にチャレンジしてみます。登場人物などはフリー素材で代用しておりますのでご容赦ください。
本格的に内容に踏み込みますのでご注意を。
彗星の悲劇が起こってしまう世界を、悲劇ワールドと名付けました。
3歳の年齢差がある、瀧くんと三葉ちゃんとの間で、入れ替わりがはじまります。入れ替わりは、赤点線矢印で表現しています。
週に2、3日、入れ替わりの日々です。
奥寺先輩とのデートの日以降は、入れ替わりがなくなります。デートの次の日の3年前にあたるのが、彗星の悲劇が起こってしまう日。
瀧くんは、三葉ちゃんの町を探しに、糸守旅行へ。口噛み酒で、再度、入れ替わりに成功。彗星の悲劇がまだ起こっていない世界を奇跡ワールドというパラレルワールドとして設定してみました。そのパラレルワールドである奇跡ワールドの三葉ちゃんに瀧くんの魂が宿ります。三葉ちゃんは、中2の瀧くんに前日振られており短髪に。
ここで、トリッキーなのは、山の上のご神体を訪れた瀧くんに宿るのは、彗星の悲劇を体験した後の三葉ちゃん。すなわち、死後の三葉ちゃんの魂が宿っているようなのです。私の勘違いかもしれませんが(^^ゞ
そして、クライマックスシーンのカタワレ時。お互いの魂は、元の身体に戻る訳ですが、三葉ちゃんの場合は、悲劇ワールドの魂が、奇跡ワールドの三葉ちゃんに宿ります。すなわち、彗星の悲劇の記憶が残っている魂が宿る訳です。一方、瀧くんの場合は、悲劇ワールドの魂が、奇跡ワールドの瀧くんに宿っているはずですが、彗星の悲劇の記憶はなくなっているようです。基本的には、奇跡ワールドに魂が移行した時点で、悲劇ワールドの記憶は消え失せていく、という設定なのだと思います。
そして、奇跡ワールドで社会人になっている二人が、奇跡の再会を遂げます♪
最後に、作成した図解をGIFアニメーション化してみました。
いかがでしょうか?
『君の名は。』の内容理解については誤解している部分もあるかと思いますが、
よくわからないものにぶち当たったときには、
・対象(登場人物)を二次元にマッピングして相対関係を表現し、
・情報(魂)のやりとりを矢印で表現し、
・それをアニメーション化して遷移を表現する
というハックは、頭を整理する上で、意外に汎用的なものではないかと思っています。
是非、ご活用くださいませ。