文房具特許の世界

文房具が好きで、特許を手掛かりにその背景を妄想することによって文房具をもっともっと好きになるために、ブログはじめました。といっても、文房具特許についてはド素人で、皆さんと一緒に少しずつ学んでいければと思っています。文房具カフェ会員No.01845 連絡先:bunseka.akiran@マークgmail.com

Item 48: ビック・クリスタル(ビック)

▼こちらで紹介した『最高に楽しい文房具の歴史雑学』を参照しながら、ボールペンの歴史に迫っていこうと思います。

bunseka-akiran.hatenablog.com

 

まずは、ボールペンに関する記述を時系列に並べていきます。

 

1???年 ジョン・ロードが金属製のボールが先端に付いたペンの特許を取得

1936年 ラズロ・ビロがカフェに座っているとき通りで子供が舗道で転がしたおはじきの跡が線になっているところをみて、ボールペンのアイデアを思い付いた

1941年 ビロはアルゼンチンでビロ社を設立

1942年 ビロ社発のペンとなる「エテルペン」を製造するが、インクが固まる問題あり

19??年 マーティンはビロ社の株の51%買取。エバーシャープ社、エバーハード・ファーバー社と、ビロのデザインのアメリカにおける利用契約を締結

1945年 アメリカの実業家レイノルズは、ビロ社とアメリカにおける利用契約「レイノルズ・インターナショナル・ペン」を発表。アメリカで最初のボールペンを販売。

1945年 マーティンとビロのマイルズ・マーティン社がイギリスで最初のペンを「ビロ」というブランドで発売。

1946年 エバーシャープ社がビロが開発したボールペン「エバーシャープCA」をアメリカで発売。ビロが特許を取得した「毛細管現象」を利用したもの。

1951年 マルセル・ビックがフランスで「ビック・クリスタル」を開発

1952年 BICが、ツール・ド・フランスでキャンペーン

1952年 マイルズ・マーティン社はスワン万年筆の製造元を買収し、ビロ・スワン株式会社に。マーティンは、ラズロ・ビロの特許を侵害したとしてマルセル・ビックを提訴。(後に、BICはマーティンとのロイヤルティ契約に合意。1957年で契約終了)

1954年 パーカーがノック式ボールペン「ジョッター」を販売

1957年 BIC社がビロ・スワン社の株式の47%を買収。

1958年 BICの1日のペンの製造量は100万本

1967年 BICがビロ・スワン社の全ての株を買い占めた。

 

BICジャパン株式会社の公式ホームページにボールペンの歴史も掲載されていましたので引用します。

www.bic-japan.co.jp

 

1945年、マルセル・ビックはエドゥワール・ビュッファールとともに筆記具会社、BICをフランスに設立、共同経営をスタートさせます。

1888年にアメリカにてジョン=J.ルードによって発明されたボールペンは、ハンガリー人のラディスラス・ピロに引き継がれました。ボールペンに多大な可能性を予見したビックは、ピロの特許を買い取り、改良を続け、世界初の使い切りボールペン【ビック・クリスタル】を発売しました。
“信頼できるボールペンを低価格で”をキャッチフレーズに急速にBICブランドが浸透しました。

その後、1961年には今日でもベストセラーであり続けるボールペン【ビック・オレンジ】が登場します。

1970年には多色ボールペンが誕生しました。今ではBICはシェーバー、ライターをはじめ、さまざまな商品を取り揃えるようになりました。

1950年に発売されたBICのボールペンはこうして多くの人に愛され、筆記の世界に新しい革命を起こしてまいりました。

 

▼『最高に楽しい文房具の歴史雑学』をベースにした年表を、BICジャパン株式会社の公式ホームページから得られたBICに関わる情報で、補完してみました(太字部分です)。ビックがビロの特許を買い取ったタイミング、「ビック・クリスタル」の発売のタイミングなど、不明確な部分は、補完せず、『最高に楽しい文房具の歴史雑学』の記述を優先しています。

 

1888年 アメリカにてジョン=J.ルードによってボールペンが発明された

1???年 ジョン・ロードが金属製のボールが先端に付いたペンの特許を取得

1936年 ラズロ・ビロがカフェに座っているとき通りで子供が舗道で転がしたおはじきの跡が線になっているところをみて、ボールペンのアイデアを思い付いた

1941年 ビロはアルゼンチンでビロ社を設立

1942年 ビロ社発のペンとなる「エテルペン」を製造するが、インクが固まる問題あり

19??年 マーティンはビロ社の株の51%買取。エバーシャープ社、エバーハード・ファーバー社と、ビロのデザインのアメリカにおける利用契約を締結

1945年 アメリカの実業家レイノルズは、ビロ社とアメリカにおける利用契約「レイノルズ・インターナショナル・ペン」を発表。アメリカで最初のボールペンを販売。

1945年 マーティンとビロのマイルズ・マーティン社がイギリスで最初のペンを「ビロ」というブランドで発売。

1945年 マルセル・ビックはエドゥワール・ビュッファールとともに筆記具会社、BICをフランスに設立、共同経営をスタート

1946年 エバーシャープ社がビロが開発したボールペン「エバーシャープCA」をアメリカで発売。ビロが特許を取得した「毛細管現象」を利用したもの。

1951年 マルセル・ビックがフランスで「ビック・クリスタル」を開発

1952年 BICが、ツール・ド・フランスでキャンペーン

1952年 マイルズ・マーティン社はスワン万年筆の製造元を買収し、ビロ・スワン株式会社に。マーティンは、ラズロ・ビロの特許を侵害したとしてマルセル・ビックを提訴。(後に、BICはマーティンとのロイヤルティ契約に合意。1957年で契約終了)

1954年 パーカーがノック式ボールペン「ジョッター」を販売

1957年 BIC社がビロ・スワン社の株式の47%を買収。

1958年 BICの1日のペンの製造量は100万本

1961年 今日でもベストセラーであり続けるボールペン「ビック・オレンジ」が登場

1967年 BICがビロ・スワン社の全ての株を買い占めた。

1970年 BICから、多色ボールペンが誕生

 

▼ボールペンの歴史でググったところ、さらに詳しく掲載したページを発見。『最高に楽しい文房具の歴史雑学』をベースとした年表をさらに補完しました。青の太字部分です。また、ボールペンの画像は、URLで示したサイトよりそれぞれ引用しています。

www.rakuten.ne.jp

 

1888年 アメリカにてジョン=J.ルードによってボールペンが発明された(1884年に発明の可能性あり)

1888年 ジョン・ロードが金属製のボールが先端に付いたペンの特許を取得

1936年 ラズロ・ビロがカフェに座っているとき通りで子供が舗道で転がしたおはじきの跡が線になっているところをみて、ボールペンのアイデアを思い付いた

http://www.rakuten.ne.jp/gold/kirita-pen/linku/magazine/2011/gazou/biro.jpg

http://www.rakuten.ne.jp/gold/kirita-pen/linku/magazine/2011/gazou/biro.jpg

1941年 ビロはアルゼンチンでビロ社を設立

1942年 ビロ社発のペンとなる「エテルペン」を製造するが、インクが固まる問題あり

19??年 マーティンはビロ社の株の51%買取。エバーシャープ社、エバーハード・ファーバー社と、ビロのデザインのアメリカにおける利用契約を締結

1943年 ビロは追加の特許を申請

1945年 アメリカの実業家レイノルズは、ビロ社とアメリカにおける利用契約「レイノルズ・インターナショナル・ペン」を発表。アメリカで最初のボールペンを販売。

http://www.rakuten.ne.jp/gold/kirita-pen/linku/magazine/2011/gazou/Reynolds.jpg

http://www.rakuten.ne.jp/gold/kirita-pen/linku/magazine/2011/gazou/Reynolds.jpg

1945年 マーティンとビロのマイルズ・マーティン社がイギリスで最初のペンを「ビロ」というブランドで発売。

1945年 マルセル・ビックはエドゥワール・ビュッファールとともに筆記具会社、BICをフランスに設立、共同経営をスタート

1946年 エバーシャープ社がビロが開発したボールペン「エバーシャープCA」をアメリカで発売。ビロが特許を取得した「毛細管現象」を利用したもの。

http://livedoor.blogimg.jp/teardowns/imgs/b/1/b154fe2c-s.jpg

 

http://livedoor.blogimg.jp/teardowns/imgs/b/1/b154fe2c-s.jpg

1951年 マルセル・ビックがフランスで「ビック・クリスタル」を開発

http://blog-imgs-59.fc2.com/e/i/g/eigakaterebika/26e6e.jpg

 

http://blog-imgs-59.fc2.com/e/i/g/eigakaterebika/26e6e.jpg

1952年 BICが、ツール・ド・フランスでキャンペーン

1952年 マイルズ・マーティン社はスワン万年筆の製造元を買収し、ビロ・スワン株式会社に。マーティンは、ラズロ・ビロの特許を侵害したとしてマルセル・ビックを提訴。(後に、BICはマーティンとのロイヤルティ契約に合意。1957年で契約終了)

1954年 パーカーがノック式ボールペン「ジョッター」を販売

http://www.kirita-pen.jp/magazine/BN/2012/gazou/paker07.jpg

http://www.kirita-pen.jp/magazine/BN/2012/gazou/paker07.jpg

1957年 BIC社がビロ・スワン社の株式の47%を買収。

1958年 BICの1日のペンの製造量は100万本

1961年 今日でもベストセラーであり続けるボールペン「ビック・オレンジ」が登場

http://blog-imgs-59.fc2.com/e/i/g/eigakaterebika/258b2.jpg

http://blog-imgs-59.fc2.com/e/i/g/eigakaterebika/258b2.jpg

1967年 BICがビロ・スワン社の全ての株を買い占めた。

1970年 BICから、多色ボールペンが誕生

 

という訳で、BICの原点とも言える、世界初の使い切りボールペン「ビック・クリスタル」を掘り下げていきたいと思います。

 

・1884年、ジョン=J.ルードによりボールペンの原理が発明された

・1943年、ビロにより追加特許申請

・1946年、ビロが「毛細管現象」に関する特許取得

・1951年、マルセル・ビックがフランスで「ビック・クリスタル」を開発

 等の情報を頼りに、ボールペンの歴史に影響を与えた特許の調査を進めていきます。

 

 

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