Item 52: ポスト・イット(3M)
最近、『毎日、文房具。』さんで、"付箋"の記事をみかけることが多かったためか、ちょっと気になることがあります。
"付箋"といえば、「ポスト・イット」ですよね。3Mさんがその特許を持っているという噂は何となく聞いたことはあるのですが、突き止めてみたくなりまして(^^ゞ
開発ストーリーが公式ホームページに掲載されていましたので、手掛かりになりそうな部分を引用して、年表化しておきます。
1968年のことです。3M社中央研究所の研究者、スペンサー・シルバーは、接着力の強い接着剤の開発要求を受け、実験を繰り返し試作を重ねるうちに、ひとつの試作品を作りあげました。ところがテスト結果は期待していたものとは全く違っていたのです。「よくつくけれど、簡単に剥がれてしまう」、なんとも奇妙な接着剤ができあがりました。接着剤としては明らかに失敗作でした。
1974年のある日曜日、教会の聖歌隊のメンバーであったフライは、いつものように讃美歌集のページをめくりました。すると目印に挟んでいたしおりがひらりと滑り落ちてしまいました。またか...と思った瞬間、フライの頭の中にひらめくものがありました。「これに、あの接着剤を使えばいいんだ!」
このように2年以上の時間をかけて製造機を完成させ、ようやくポスト・イット® ノートの本格的な試作品が完成することになります。
1977年、ついにアメリカ4大都市での大々的なテスト販売が実施されました。
1980年、フライが待ち望んでいた全米発売の決定が下されたのです。
・発明者候補としては、開発秘話で登場する、
-3M社中央研究所の研究者、スペンサー・シルバー、
-コマーシャル・テープ製品事業部の研究員、アート・フライ、
・上述の年表、
・Post-it noteのWikipediaにも開示されている特許情報
あたりを手掛かりに、調査を進めていこうと思います。