Item 54: サラサグランド: 特許を探してみた
「サラサグランド」と言えば、
・高級感とサラサクリップらしさの絶妙なバランス
・金属製のバインダークリップ
というデザインが特長ということで、意匠出願を検索していくことにします。
J-PlatPatで、出願人=ゼブラ で意匠出願を検索しますと、ヒット件数は209件。ざっと図面を見ていきますと、、、あ~~なんと最新の意匠出願のシルエットが「サラサグランド」のシルエットに酷似しています! 意匠登録公報の発行日は、なんと、2日前の2016年10月24日です。これは偶然とは思えません。並々ならぬご縁を感じますwww
意匠登録第1561571号(出願日:2016.1.28)ボールペン
残念ながら、意匠図面の固定リンクが見つからず。。。 引用のカタチでご紹介することができず、申し訳ございません。
創作者は、山本佳那さん。
創作者=山本 and 佳那 で検索してみたところ、ヒット件数は1件のみ。ゼブラの山本さんにとって、本件は、記念すべき、初めての意匠登録案件のようですね。
「山本佳那 ゼブラ」というキーワードで、Google検索したところ、こんなページを見つけました。
山本佳那さんは、京都造形芸術大学の空間演出デザイン学科を2012年にご卒業されているようですね。記事の中の山本さんの言葉を引用しておきます。
将来は企業の製品づくりに関わりたくて、本格的なプロダクトデザインを学べる京造へ。学科の課題もスキルアップにつながりましたが、私にとって大きかったのは「リアルワークプロジェクト」への参加です。自分で考えた製品企画をクライアントに提案し、実際の現場担当の方からも厳しい意見をいただく。こうしたやり取りのなかで、ものづくりへの新しい意識が芽生えました。それは、相手の意見を受けとめ、悩みながらもやり直すことで、よりよいものができる実感。この経験があったからこそ、1年間の営業を経て製品開発の担当になったいまも、先輩や同僚のアドバイスをしっかり受けとめ、提案に活かせていると思います。今後さらに深くプロジェクトに関われたら、生産や企画などの部署とも意見を交わし、「よく売れるよい商品」をつくりたいです。営業さんの苦労もよく分かったので。
大学での「リアルワークプロジェクト」への参画、1年間の営業の経験があったからこそ、入社5年目にも関わらず、「サラサグランド」というゼブラのフラッグシップモデルとも言える製品のデザインを任されるに至ったのではないでしょうか。
「サラサグランド」によって、「よく売れるよい商品」をつくりたい、という山本さんの目標は、既に実現されてしまっているかもしれませんね。
(検索ミスで「サラサグランド」とは関連しない意匠出願だったり、同姓同名だったりして、完全な私の妄想の可能性もございますが・・ご了承ください(^^ゞ)
今回は、このあたりで調査を終えることにします。