文房具特許の世界

文房具が好きで、特許を手掛かりにその背景を妄想することによって文房具をもっともっと好きになるために、ブログはじめました。といっても、文房具特許についてはド素人で、皆さんと一緒に少しずつ学んでいければと思っています。文房具カフェ会員No.01845 連絡先:bunseka.akiran@マークgmail.com

Item 64: NOLTY U 365: 特許を探してみた

早速、「NOLTY U 365」の公式ホームページに掲載されている特許第5945028号、意匠第1537429号をJ-PlatPatで検索していきます。

 

特許第5945028号(出願日:2015.4.27) 手帳

 

登録となった請求項と、「NOLTY U 365」のニュースリリースで紹介されている特長との対応関係を確認していきます。

http://www.jmam.co.jp/assets/images/topics/Picture0003.png

http://www.jmam.co.jp/assets/images/topics/Picture0003.png

【請求項1】
自分の予定・家族の予定・関心事項の進捗状況の確認予定・などの複数のテーマごとに時間が重なる複数の予定などを記入可能にした手帳であって、
見開いた左右の各ページをそれぞれ連続する1日分の記入用として前記各ページに付された連続する月日および曜日と、

ニュースリリースの画像例の、3.31 木、4.1 金にあたります。

 

左右の各ページに設けられ前記テーマごとに分けて一日分の予定を書き込み可能とした複数本の時間目盛り付き罫線と、

⇒この「複数本の時間目盛り付き罫線」が「スケジュールライン」ですかね。

 

これら罫線の下方に連続して設けられたメモ欄と、

⇒「メモ欄」が、「グリッドノート」でしょうか。

 

前記左右の各ページの下縁に沿って前記左右の各ページに渡って左から右に順次付された1週間分の曜日の表示のうち開いた前記左右の各ページに該当する連続する2つの曜日を識別可能とする表示と、

⇒この表示は、「ウィークバー」と思われますね。

 

を有することを特徴とする手帳。

 

3つの特長を的確に表現した秀逸な請求項で権利化されていますね。

 

続いて、意匠も確認しました。

 

意匠第1537429号(出願日:2015.4.28) 手帳用紙

 

【意匠に係る物品の説明】も引用しておきます。

本物品は、横方向中央部で綴じることにより手帳として使用する用紙であり、折りたたみ可能な見開き表面左右2頁、同裏面左右2頁の計4頁の記入面を有するシートからなり、手帳を開いた時に、二日分の日記欄を有する。使用状態を示す参考表面図に示すように、左頁左上部と右頁左上部には日付として月日(数字)と曜日(漢字と英語省略表記)が表示される。右頁右上隅には右頁当該月の月カレンダーが印刷される。各頁の日付欄の下には30分ごとの時系列を示す点線が印刷され、この点線中、3時間ごとの9時、12時(これのみ赤色に着色)、15時、18時、21時には当該時を示す数字が印刷され、またこれらの数字に挟まれた各時(10時、11時、13時、14時、16時、17時、19時、20時)と21時以降の各時(22時、23時、24時)の点は大きく印刷されている。この時系列点線の下には点間隔を狭めた4本の点線が印刷され、上側の時系列点線の各時刻に対応する点は若干大きく印刷されている。これにより、4本の点線には時系列に沿ったスケジュール、予定を記入することができる。4本の点線の下部は細点によりマス目が印刷された方眼が印刷され、自由記入欄となっている。左頁の最下段には曜日の英語略号M(Monday)、T(Tuesday)、W(Wednesday)、T(Thursday)が印刷され、右頁の最下段には曜日の英語略号F(Friday)、S(Saturday)、S(Sunday)が印刷され、左右頁を通して1週間分の曜日が表示される。そして、左右頁の当該曜日に該当する英語略号欄はグレーの濃淡で着色されている。右頁右縁には、当該月を表示する数字が印刷されている。 

 

 そして、驚きなのは、発明者、創作者ともに、NOLTYの生みの親である、NOLTY企画部長の二宮昌愛さん。部長自ら発明とは驚きです。こちら▼の記事でも二宮さんの手帳愛を感じますね。 

boss-online.net

 

二宮部長の拘りによって生まれた3つの特長については、特許、意匠により強力に保護されており、今後も、NOLTY独自の1頁1日タイプの手帳として、輝きを放っていくのではないでしょうか。

 

今回の調査はこのあたりで終了いたします。

 

 

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