文房具特許の世界

文房具が好きで、特許を手掛かりにその背景を妄想することによって文房具をもっともっと好きになるために、ブログはじめました。といっても、文房具特許についてはド素人で、皆さんと一緒に少しずつ学んでいければと思っています。文房具カフェ会員No.01845 連絡先:bunseka.akiran@マークgmail.com

Item 70: ライン: 特許を探してみた

独自のマウス型カッター機構の特長を表すキーワードがわからなかったので、J-PlatPatを利用して、出願人=長谷川刃物株式会社 で特許・実用新案を検索したところ、ヒット件数は44件。リストの上からざっと図面を確認していったところ、「ライン」に酷似したシルエットがありましたよ。

 

特開2005-288605(出願日:2004.3.31)補助装置及び作動装置

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/PU/JPA_H17288605/B2D70535A817341BF1BA666B5202E661

 

補助装置の請求項はこちら▼

【請求項1】
対象面に対して作用を及ぼす作用手段を着脱可能に保持する保持手段と、前記対象面上に置かれた場合に前記保持手段を配置する配置手段と、前記作用手段が保持手段に保持された状態で該作用手段を対象面に対して作用を及ぼす状態とし得るように作動する作動手段とを備えた補助装置。 

 

請求項のタームと、「ライン」の構造との関係はこちら▼

作用手段=カッター

保持手段=カッターを保持する「ライン」の先端部分

配置手段=ユーザが手で保持する「ライン」の本体部分

作動手段=本体の上面に設けられるボタン部分

 

請求項1は、作用手段であるカッターの構成は含んでいない構成ですね。

 

一方、こちらの請求項4は、カッター部分も含めた構成になっていますね。だから、名称が補助装置でなく、作動装置なんですね。

【請求項4】
対象面に対して作用を及ぼす作用手段と、該作用手段を保持する保持手段と、前記対象面上に置かれた場合に前記保持手段を介して作用手段を配置する配置手段と、前記作用手段を対象面に対して作用を及ぼす状態とし得るように作動する作動手段とを備えた作動装置。 

 

発明者は、長谷川尚彦さんでなく、長谷川勝彦さん。

公式ホームページで確認したところ、長谷川勝彦さんは現会長のようですね。

www.canary.jp

 

同様に、意匠出願も検索したところ、ありましたよ。

 

意匠登録第1244942号(出願日:2004.9.30)カッター

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/DE/JPS_1244942/EA25A32D00A163CC7F43116227CDC672

 

【意匠に係る物品の説明】はこちら▼

この商品に係る物品は、カッターナイフである。パソコンのマウスのように使用する。本体から伸びたアームの先端部にカッターが設けられており、ボタンを押すとアームごとカッターが降下し切断物を切ることができる。切り進む方向にカッターが追従回転するので、曲線などのカットに便利である。 

 

残念ながら特許の方は拒絶されていますが、意匠は維持されているようです。

調査を進めていく中で、長谷川刃物株式会社さんの製品ラインナップを見て、すっかりファンになってしまいました。今後も、長谷川刃物株式会社さんの動向をウォッチしていきたいと思います。

 

 

 

  

 

 

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