文房具特許の世界

文房具が好きで、特許を手掛かりにその背景を妄想することによって文房具をもっともっと好きになるために、ブログはじめました。といっても、文房具特許についてはド素人で、皆さんと一緒に少しずつ学んでいければと思っています。文房具カフェ会員No.01845 連絡先:bunseka.akiran@マークgmail.com

Item 25: トラディオ・プラマン(ぺんてる)

先日、文房具カフェさんで見かけたトラディオ・プラマンが気になって気になって・・。ということで、掘り下げていきたいと思っています。文具コンサルタント土橋さんのブログで開発秘話が紹介されていますね。

 

pentel.blog.jp

 

トラディオ・プラマンの独自のペン先は、ぺんてる製造部門の中でもとりわけ職人気質でこだわりを持っていたという和田氏により開発されたものとのこと。そのペン先は、1980年に発売された「プラマン」で採用され、1993年に発売された「トラディオ・プラマン」にも受け継がれた、伝統品といっても過言ではない逸品のようです。

 

土橋さんの記事を参考に、調査のポイントとなりそうなフィーチャを挙げておきますね。

 

1: 万年筆の使いやすさを実現したプラスチックのペン先

そのペン先は、矢印のような平らな形をしており、2つのパーツが巧みに接合されているとのこと。その先端は、インクを送り出している樹脂製の「細杆体(さいかんたい)」で構成されています。

 

2: 窓付きのキャップ

特徴的なペン先をキャップの外からでも見えるように、またインク色も確認し易くするために、「トラディオ・プラマン」からキャップに透明の窓が設けられたようです。

 

3: 直液式インクカートリッジ

初代「プラマン」はインクが中綿式だったが、「トラディオ・プラマン」は直液式にしてより長く書け、さらにインクカートリッジ交換も可能としたとのこと。

 

ペン先は1980年頃、発明者は和田さん、キャップ、インクカートリッジは1993年頃を中心に、調査を進めていきたいと思います。出願人=ぺんてる で特許・実用新案を事前検索してみてたところ、なんと3982件! 少々不安ですが、、明日の結果を楽しみにしていてください。