Item 31: LAMY pico: 特許を探してみた
今回は、ドイツ企業なので、J-PlatPatでなく、まずは、Espacenetで検索を進めていくことにしますね。Applicant(s)= lamy、Inventor(s)= Franco Clivio で検索してみたところ、ヒット件数は2件。しかしながら、中味をざっと確認したところ、LAMY picoのシルエットとは違うようですね。Franco Clivioはデザインのみで、メカ機構は別発明者なのでしょうかね。ここで、出願人を確認してみると"LAMY GMBH C JOSEF"となっていました。これがLAMYの正式な企業名のようですね。
気を取り直して、Applicant(s)= LAMY GMBH C JOSEF で再検索したところ、ヒット件数は29件! 意外に件数が少ないですね。気になるタイトルがあったので確認してみると、、、ありました~!! 特許図面もご紹介しておきたいので、Google Patentでも再検索しました。案件はこちらです。第1図面も直リンクを張る形式で引用します。
US6832868(優先日:20001208)Writing implement which lengthens and shortens when actuated
米国、ドイツだけでなく、オーストリア、スペイン、何と、日本にまで出願していますね。JP3949581 (B2)ですから、しっかり登録されているようですね。
ということで、J-PlatPatでもこの登録番号で検索しておきます。ちゃんとありましたよ。
特許第3949581号(優先日:2000.12.8)筆記具
出願人名は、ツエー・ヨーゼフ・ラミー・ゲーエムベーハー
"C JOSEF LAMY GMBH"の正式な読み方がわかりました (^^ゞ
参考までに、出願人=ツエー・ヨーゼフ・ラミー・ゲーエムベーハー で検索しておきましょう。ん? ヒット件数は1件。ヒットした特表2004-524991は、上記の登録案件の公表番号ですね。ということは、LAMY社は、このLAMY picoの案件のみ、日本出願しているということなのでしょうか・・。
LAMY製品の中でも、特にLAMY picoのギミックに魅かれて特許調査をはじめたのですが、まさか、LAMY唯一の日本出願がLAMY picoに関するものとは・・・。こういったギミック好きが日本人には多いということをLAMYの知財に完全に見透かされてしまった気分です。恐るべしLAMY知財部隊(^^ゞ
最後に、本気で購入を考えている限定のオレンジをご紹介するとともに、今回の調査を完了したいと思います♪