文房具特許の世界

文房具が好きで、特許を手掛かりにその背景を妄想することによって文房具をもっともっと好きになるために、ブログはじめました。といっても、文房具特許についてはド素人で、皆さんと一緒に少しずつ学んでいければと思っています。文房具カフェ会員No.01845 連絡先:bunseka.akiran@マークgmail.com

Item 38: A5セクション: 特許を探してみた

手掛かりがありませんが、ひとまず、J-PlatPatで検索をしていきましょう。出願人=ツバメノート で特許・実用新案を検索したところ、ヒット件数は、0件。ULTRA Patentでも検索してみたところ、ヒット件数は5件。ノート関連の実用新案出願(1987年出願)が1件ありましたが、A5セクションに繋がる技術ではありませんね。

 

意匠も検索していきます。同様に、出願人=ツバメノートで検索してみたところ、1件ヒットしましたよ。

 

意匠登録第1461603号(出願日:2012.3.2)ノート

本意匠出願で登録されているデザインは、大学ノートの表紙に採用されている装飾そのものですね。出願日が2012年とは驚き。昔からこのデザインかと思っていました。

 

 

セクションシリーズにも、同様な装飾は施されているのですが、よ~くみると、微妙にパターンは違うようですね。でも、荘厳で、煌びやで、高貴な雰囲気は、共通していますね。

 

ツバメノートさんも、ライフさんと同様、独自の製造技術については、特許・実用新案等の知財権で保護するのではなく、ノウハウとして保護するという知財戦略をとっていると予想されます。

 

一方、ツバメノートさん拘りのノートの表紙デザインは、意匠権によって保護しているようですね。この表紙デザインはツバメノートの象徴であるため、表紙デザインの保護は、昭和22年から脈々と続いているツバメノートブランドそのものの保護になっているのではないでしょうか。秀逸な戦略ですね。(あくまでも私の妄想ですが(^^ゞ)


このあたりで、今回の調査を完了したいと思います。