文房具特許の世界

文房具が好きで、特許を手掛かりにその背景を妄想することによって文房具をもっともっと好きになるために、ブログはじめました。といっても、文房具特許についてはド素人で、皆さんと一緒に少しずつ学んでいければと思っています。文房具カフェ会員No.01845 連絡先:bunseka.akiran@マークgmail.com

Item 12: ジブン手帳: 特許を探してみた

ジブン手帳の発明者が佐久間英彰氏であることは明らかですので、J-PlatPatにて、発明者=佐久間 and 英彰 で特許・実案を検索してみたところ、結果は10件。同姓同名の案件も含まれているので、佐久間氏の本人の出願は、住所から推定するに確実なものとしては2件(住所が違うものが1件あります。佐久間氏の学生時代の発明の可能性はありますが)。ただ、いずれもジブン手帳に関連するものではありませんでした。念のため意匠も同様に検索してみたところ結果は3件。すべて佐久間氏の出願かと思われますが、ジブン手帳に関連するものではありませんでした。

少し文房具から離れますが、佐久間氏は宝石箱に関する出願をしています(特開2009-279278(出願日:2008.5.23))。こちらのインタビュー記事↓でも話題になっていますが、佐久間氏が「感動的な宝石箱」と呼んでいて、宝石箱のフタ内側にLEDライトがあって、それが指輪を照らすと影がハートになるという代物。佐久間氏は大学の講義をキッカケに特許に興味を持ち、今でも大の発明好きのようですので、親近感が湧きますね。

ジブン手帳に関して出願がないのは、佐久間氏は大学時代に十分な知的財産の知識を習得されているようですので、ジブン手帳の、カバーに複数冊の冊子を入れたモジュール型、「LIFE」、「DIARY」、「IDEA」の3分冊構成、透明カバーにゴムバンド付き定規を付属という特徴では、細かい仕様で権利化の可能はあるものの、コンセプチュアルな権利の取得は困難と判断し、費用対効果の観点から、出願は不要と判断されたのではないかと思います。あくまでも私の妄想ですが笑

佐久間氏は、宝石箱以外にも出願しています。 特開2016-129955 曜日日付対応手帳および月別年間対応手帳、意匠登録1544818、意匠登録1544817、意匠登録1542394は、すべて、あの佐久間氏の名作「Pat-mi」!!!に関連する案件のようです。

パットミー|商品情報|コクヨ ステーショナリー

 

ご存じでない方は一度手に取って、その洗練されたデザインと、革新的な機能を味わっていただきたい! 一言で言うと、マンスリーで1カ月を俯瞰しつつ、ワンアクションで、ウィークリーで詳細確認可能! 詳細は上記のコクヨのページをぜひご覧ください。参考までに、特開2016-129955で主張する権利範囲を紹介しておきます。

【請求項1】
上段表記領域に年と月の各数字が表記された5枚(一ヵ月分)の記帳用紙を設け、
この各記帳用紙の中段表記領域に、五週に分配された一の月の特定の一の週の日にち及び曜日とこれに対応する記帳領域とを、当該一週分を一の記帳用紙に対応させて前記5枚の各記帳用紙に日にちの早い週の順に個別に順次表記すると共に、
当該各中段表記領域の前記記帳領域には、縦方向の区画線をもって曜日毎に7列に区画し表記して成る第1記帳領域が設定し、
この5枚の各記帳用紙の下段表記領域に、7列に区画された前記第1記帳領域の各曜日に対応させて当該週を構成する日にちを明記すると共に、当該各曜日の日にち部分に、前記第1記帳領域に連続して第2記帳領域をそれぞれ設けたことを特徴とする曜日日付対応手帳。

発明好きな佐久間さんの動向は、今後も目が離せません♪

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