文房具特許の世界

文房具が好きで、特許を手掛かりにその背景を妄想することによって文房具をもっともっと好きになるために、ブログはじめました。といっても、文房具特許についてはド素人で、皆さんと一緒に少しずつ学んでいければと思っています。文房具カフェ会員No.01845 連絡先:bunseka.akiran@マークgmail.com

Item 67: ホソミ(コクヨ)

『毎日、文房具。』さんの過去記事ツイートの「ホソミ」が気になったので、掘り下げていこうと思います。 

 

こちら▼のプレスリリースにて2014年7月9日に発表され、2014年7月23日に発売されています。

www.kokuyo.co.jp

 

「ホソミ」の最大の特長は、こちら▼の独自形状の立体ハンドル。親指を入れるリングが斜めに配置されている独自形状の立体ハンドルにより、ペンケースにすっぽり入るスリムなサイズでありながら、握りやすさを実現しています。

http://www.kokuyo.co.jp/com/press/image/140708ebb65bb5ff.jpg

 

写真(右上):滑り止め突起   写真(左下):濃い
ピンク色部が親指リング、薄いピンク部が中指リング

http://www.kokuyo.co.jp/com/press/image/140708ebb65bb5ff.jpg

 

参考までに、公式ホームページも引用しておきます。

www.kokuyo-st.co.jp

 

という訳で、

・2014年7月9日に発表

・独自形状の立体ハンドル

等の情報を頼りに、調査を進めていこうと思います。乞うご期待。

 

 

 

Item 66: ノリノ ビーンズ(プラス)

本年もよろしくお願いします。

 

息子がチョイスした文房具第2弾ということで、「ノリノ ビーンズ」を掘り下げていこうと思います。

 

こちら▼のニュースリリースにて2012年1月24日に発表され、2012年3月22日に全国発売されたようですね。

www.plus.co.jp

 

その最大の特長は、ゴミやほこりをガードするスライド式“ウインドウキャップ”♪

http://www.plus.co.jp/news/photo/beans3.jpg

http://www.plus.co.jp/news/photo/beans3.jpg

 

”ウィンドウキャップ”の開放の様子はこちら▼

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こちら▼が完全開放の状態。注目は写真中央下部分のロック機構。完全開放状態で、このロック機構が溝と係合し、ロック状態になります。

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収納するときには、まず写真右上のレバー部分を下方に押し下げます。すると、写真中央下部分のロック機構が溝を乗り上げロック機構が外れ、レバー部分が写真左方向に摺動可能となります。メカ屋としては、このメカメカしい動きは相当に萌えます♪

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・2012年1月24日にて発表

・スライド式“ウインドウキャップ”

等の情報を頼りに、調査を進めていきたいと思います。乞うご期待。

 

 

Item 65: ミリケシ(コクヨ)

小学生の息子曰く、最近、クラスではオモシロ文具が流行っているとのこと。「ネオクリッツ」、「SMART FIT ACTACT スタンドペンケース」、「ペンサム」など、大人でも文房具通でないと持っていないようなアイテムが教室には並んでいるようなのです。驚きですよね。

 

そんな中、息子がチョイスした消しゴムがこちらの「ミリケシ」。

 

我が息子ながら、なかなかのよいセンスをしている笑。という訳で、今回は、「ミリケシ」を掘り下げていこうと思っています。

 

2010/04/28にプレスリリースにて発表され、2010/5/13に発売されたようです。

5つの消し幅をもつ「消しゴム<ミリケシ>」を発売|プレスリリース|コクヨ

 

プレスリリースによると、コクヨさんが消しゴムユーザーに対して行った調査(2009年WEB調査)の結果得られた、「ノートの上の行や下の行を消すことなく、狙った1行だけを消したい」、「消す幅に合わせて消しゴムを使い分けたい」というニーズを受け、5種類の幅(6mm、5mm、4mm、3mm、カド)の放射状に並んだ突起で、ノートの罫線の幅に合わせて一行だけを狙って消すことができる「ミリケシ」の発売に至ったようです。

 

また、ヴィジュアルデザイナー馬場雄二氏によるデザインを採用したとのこと。

 

「ミリケシ」の公式ホームページはこちら▼

www.kokuyo-st.co.jp

 

なんと、2010年度のグッドデザイン賞も受賞されていますね。

www.g-mark.org

 

こちらが馬場さんの公式ホームページ。文房具のデザイナーというより、漢字パズル等の玩具の開発がご専門の様ですね。

馬場雄二のデザイン

 

・2010/4/28にプレスリリースにて発表

・馬場雄二氏考案

・消す幅に合わせて使い分けられる

 

等の情報を頼りに、調査を進めていこうと思っています。

 

Item 64: NOLTY U 365(日本能率協会マネジメントセンター)

目黒で文ぶら(文房具屋さんをぶらぶら)していたところ、「NOLTY U 365」のCM動画が目につきました。なんと、特許取得とのこと。気になりますね。

 

「NOLTY U 365」は、上にスケジュール、下にメモと用途を分けて書ける、1頁1日タイプの手帳より、メモと予定の使い分けがしやすくなりました。

 

まずは、ニュースリリースで発売日を確認していきます。

www.jmam.co.jp

 

2015/09/08のニュースリリースにて発表され、順次発売していったようです。

 

さらに、2015年度グッドデザイン賞も受賞されていますね。

www.g-mark.org

 

こちら▼のグッドデザイン賞関係者が発明者候補になります。

 

プロデューサー
株式会社日本能率協会マネジメントセンター NPB事業本部 副本部長 細野肇/NOLTY企画部長 二宮昌愛
ディレクター
株式会社日本能率協会マネジメントセンター NPB事業本部 NOLTY企画部 川村由美、青木麻衣也+株式会社博報堂 竹本慎也、中村覚+株式会社クルーズ 山口竜太
デザイナー
株式会社クルーズ 山口竜太、小倉知史

 

そして、こちらが「NOLTY U 365」の公式ホームページ。

nolty.jp

 

公式ホームページにて、グッドデザイン賞、特許登録、意匠登録の3冠達成を公言されていますね。すばらしい。

 

ニュースリリースの画像を引用し、公式ホームページで紹介する3つの特長を要約して紹介しておきます。

http://www.jmam.co.jp/assets/images/topics/Picture0003.png

http://www.jmam.co.jp/assets/images/topics/Picture0003.png

 

1: 「スケジュールライン」

時間目盛りと連動した目盛り付き罫線が「スケジュールライン」、予定が重ならずに、見やすく、キレイに書くことができます。

2: 「グリッドノート」

「スケジュールライン」の下には約3mmの「グリッドノート」を配置。罫ノートとしても方眼ノートとしても使うことができ、スケジュールも大切なできごともたっぷり書くことができます。

3: 「ウィークバー」

1週間の中での位置がわかりにくい1頁1日タイプの問題を解決する「ウィークバー」。
ページ下部に曜日の頭文字が表記され、1週間の中での位置を把握することが出来ます。

 

・2015年9月発売

グッドデザイン賞関係者

・3つの特長:「スケジュールライン」「グリッドノート」「ウィークバー」

・さらに、公式ホームページで公表している特許登録番号と意匠登録番号

 

を頼りに、調査を進めていきたいと思います。

乞うご期待♪