「お子さんの得意なことはなんですか」にはどのように回答すべきか
「得意なこと」について質問されることがあるようです。
趣旨は、
・親がしっかり子供の事を観察しているか
・日頃からよく会話して得意なことを把握しているか
ということを推し量るための質問と類推されます。
得意なものにもいろいろとあります。
・身体的なもの
なわとび、水泳、サッカー、逆上がりなど
・芸術的側面
習字、図画工作など
・コミュニケーション力
友達を作る、挨拶など
この中で、コミュニケーション力については、日頃から子供がどのようにお友達や先生と接しているかを観察しないと把握することができません。すなわち、日頃からよく子供と接していることをアピールするためにも、子供の「得意なこと」は、コミュニケーション力に関わるものが望ましいと思います。
さらに、その「得意なこと」が、希望する学校が求める生徒像にマッチするなら、より理想的です。例えば、「主体性」がある子供を求める学校の場合であれば、
友達を作ることが得意なので、友達の数が多く、今後、友達への憧れのような感情を抱いて、「主体性」みたいなものが生まれてくれればと思っています。
なんて回答を行ってもよいかもしれませんね。
本日の考察はこのあたりで。
「学校の教育方針についてどう思われますか」にはどのような回答をすべきなのか
学校の教育方針について、どう思われたか質問されることがあるようです。
こういった質問にはどのように回答すべきなのでしょうか?
回答の方針として、以下のパターンが考えられます。
1. 我々の教育方針と完全に一致する。
2. 我々の教育方針と一部、一致するところがある。
3. 我々の教育方針と一部、一致しないところがある。
4. 我々の教育方針と完全に一致しない。
選んだ学校を受験する以上、おそらく、1か2のパターンで回答を準備するのではないでしょうか。伝統を重んじる学校ほど、1の回答を望まれるかもしれません。
ただ、教育方針が完全に一致する、という回答は正直、信ぴょう性に欠けるような気もしますので、2で回答を準備しようと思っています。
また、教育方針の一部、一致する、ということは、一部、一致しない、と同じことです。という訳で、3についても回答方針を考えていきます。
2. 我々の教育方針と一部、一致するところがある。
それでは、2の方針で回答を考えていきましょう。
まず、学校案内などをよく読んで、共感するところをひとつ見つけて、そこを掘り下げるような回答を準備しましょう。
例えば、「主体性」の育成に主眼を置いている学校であれば、
・日頃から「主体性」の育成に心掛けており、貴校の教育方針に共感している
・我が子にもっと「主体性」を身に付けてほしく、貴校を選んだ
といった回答が考えられると思います。
3. 我々の教育方針と一部、一致しないところがある。
3の回答はなかなか難問です。
例えば、国立小学校の場合、担任が教育の研究を行うために、自習が多くなってしまうという不安を覚えます。
そういった、不安を覚えている部分は、正直に伝えた方がよいと思っています。
さらにここからが肝心です。
不安を覚えているものの、先生方が教育の研究に熱心であることに賛同し、その研究成果を踏まえた新しい授業を受けられることを楽しみにしている、など、ポジティブな回答に繋げておいた方がよいと考えています。
本日の考察はこのあたりで。
子供の「主体性」を育むための家庭教育について考えてみた
「主体性」を育むための家庭教育(^^ゞ
ノーアイデアだったので、いろいろとググってみたところ、ベネッセ教育総合研究所から2014年に発行された情報誌「これからの幼児教育」の、「集団の中で「主体性」を育むために園ができること」という特集記事を見つけましたよ。こちらの記事を参照しながら、子供の「主体性」を育むうえでの現状の課題と、解決策について考えていきたいと思います。
http://berd.benesse.jp/up_images/magazine/koreyou_2014_spring_all.pdf
昨今、子供に対する親の過剰援助によって、子供達が経験不足となり、「主体性」が育ちにくい環境になっていることが、課題のようです。
子供たちの「主体性」を育むための第1のポイントは、
子供が安心する環境作りです。
子供を安心させるためには、とにかく、親や保育者が子供の存在を認めてあげること。
第2のポイントは、
友達を認められるようにすること。
子供達は、安心できる環境の中で、初めて、友達を認められるようになるそうです。友達を見て、「ああなりたい」という憧れの気持ちを持つことが、「主体性」を育む上で大切なことなんだそうです。
最後のポイントは、
オープンクエスチョンで子供の考えを促すこと。
「主体性」を育むうえで、日頃の声掛けが大切なのですが、親がすぐに解決策を教えてしまっては「主体性」は育まれません。
親は、子供達が、自分たちの力で解決できたと思えるように援助しなければなりません。大人に解決してもらったと感じてしまっては、子供達には「主体性」は育まれないとのこと。
難しいですね・・・。
この特集記事を踏まえ、「主体性」を育むための家庭教育の方針をまとめてみました。
①環境を整え、子供を安心させ、自己肯定感を向上させる。
日頃から、よく話を聴き、よく褒めてあげることで、子供に安心感を与え、自己肯定感が向上するように努めています。
②お友達と遊ぶ機会を多く作る。
幼稚園だけでなく、公園や住区センターなど、お友達と遊ぶ機会を多く作ることで、お友達に助けてもらったり、友達と協力して何かを達成するような体験をさせるよう心掛けています。「主体性」に繋がる友達への憧れのような感情を抱く機会も増えると思われます。
③オープンクエスチョンを心掛ける。
子供達には直ぐに答えを教えず、考えることを促すよう、オープンクエスチョンを行うよう心掛けています。
いかがでしょうか。
・子供を安心させる環境作り
・お友達との交流
・オープンクエスチョン
こうして眺めてみると、子供達の「主体性」を育むという行為は、非常に時間が掛かる、短期的に見て非効率な行為なのかもしれません。人工知能によってあらゆる仕事が合理化、効率化されていくと言われていますが、「主体性」を育む親の役割の人工知能化は難しいのではないでしょうか。
あ、少し話がそれてしまいましたが、本日はこの辺りで考察を終えようと思います。
お受験対策のために、「主体性」について考えてみようと思っている
小学校受験のシーズンが来てしまいました。
私も親面接を受けることになってしまったので、好きな文房具は少しの間封印して、小学校受験対策の中で、考えていること、気づいたこと、得られた知見など、徒然なるままに残しておくことにします。
まずは、過去問で傾向をつかむために、アマゾンプライムを利用して即日ゲット。
早速、親面接で訊かれることを確認していったのですが、いきなり回答に困ってしまう質問にぶち当たってしまいました。
「お子さんの「主体性」について、どのようにお考えですか?」
「主体性」って何だっけ?
早速、ググって、意味を確認してみました。
goo辞書
しゅたい‐せい【主体性】: 自分の意志・判断で行動しようとする態度。「―のない人」「―をもって仕事に取り組む」
Weblio辞書
自分の意志・判断によって,みずから責任をもって行動する態度や性質。 「 -をもって行動する」
なるほど、なるほど。少しわかってきましたよ。
こちらにも興味深い記事がありました。
だんだんクリアになってきました。まとめると、
「自主性」は、やるべきことを自ら率先してやること
「主体性」は、状況に応じてやるべきことを自ら考え、それを実行すること
といった感じでしょうか。
「主体性」の定義が何となくわかってきたところで、もう一度、質問に戻ります。
「お子さんの「主体性」について、どのようにお考えですか?」
まだ6歳ですよね。「自主性」もないのに、「主体性」とかまだまだでしょ。なんて回答したらアウトですよね。たぶん。
親としては、「主体性」のある子に育って欲しい訳ですから、そういった親の思いを素直に伝え、日頃から子供の「主体性」を育むためにどんな家庭教育を行っているかを、回答するのが正解なんでしょうかね。
では、子供の「主体性」を育むための家庭教育とは何か。
引き続き、考えていこうと思っています。