文房具特許の世界

文房具が好きで、特許を手掛かりにその背景を妄想することによって文房具をもっともっと好きになるために、ブログはじめました。といっても、文房具特許についてはド素人で、皆さんと一緒に少しずつ学んでいければと思っています。文房具カフェ会員No.01845 連絡先:bunseka.akiran@マークgmail.com

【DIYプロジェクト】iPhone 6 plus 用手帳型ケースのベルトがチギれそうなので、代用できるものを探してみた

Item 40の回でもご紹介しましたが、私のiPhone 6 plus用手帳タイプのケースが寿命になりつつあります。

bunseka-akiran.hatenablog.com

 

こんな感じで、ベルト部分がチギれそうになってしまいました。

f:id:bunseka_akiran:20160926210505j:plain f:id:bunseka_akiran:20160926210510j:plain

 

という訳で、ベルトの代用品の候補がItem 40として紹介した「ベルトシール スナップ」です。ケースのチギれそうなベルト部分を切り取ってしまって、「ベルトシール スナップ」をケースに貼り付けようと思っていたのですが。。。

f:id:bunseka_akiran:20161001000508j:plain

おわかりでしょうか。「ベルトシール スナップ」をこんな感じ↑で貼り付けようと思ったのですが、なんと、ボタンの凹部と凸部の関係が、、、期待とは逆だったのです。これではボタンを留めることができません。

 

再び、文房具屋さんに赴き、代用品を探し回り、見つけたのがItem 41としてご紹介したデザインフィルさんの「クリップバンド」。ボタンで留めるタイプではないので、「ベルトシール スナップ」でやってしまった失敗はないはず。

bunseka-akiran.hatenablog.com

f:id:bunseka_akiran:20160926212631j:plain

 

それでは、「クリップバンド」をケースに取り付けていきます。まずは、「フィットカットカーブ」で、ケースからベルトを勇気を持って切り取りました。さすがの切れ味でしたよ。

f:id:bunseka_akiran:20161001000525j:plain

 

「クリップバンド」のクリップを、ケースに取り付けられているボタン凹部を覆うように取り付けようとしていたのですが、やはり厚みがあり、断念。そのボタン凹部の隣接したところにクリップを装着ました。こんな感じで、チギれそうなベルトが「クリップバンド」に変わり、生まれ変わりました。とはいっても、ケース全体の色が褪せているので、生まれ変わった感は薄いですが笑

f:id:bunseka_akiran:20161001000528j:plain

 

今回のDIYプロジェクトによって「クリップバンド」仕様になったiPhone 6 plusですが、思わぬ副次的効果がありましたのでご紹介しておきます。

 

「クリップバンド」を取り付けたケースの内側にカードポケットがあり、そこに定期を入れているのですが、最近、ポケットが大きくなってしまって、定期がポケットから出て来てしまうこともありました。が、今回の改良で取り付けたクリップが、ポケットに挿入されたカードを挟み込むようにして保持することになり、定期がポケットから出て来てしまうことがなくなりました。

f:id:bunseka_akiran:20160930225213j:plain

 

この定期、Suica機能が付いているので、「ピッ」で改札を通ることができるのですが、以前のベルトをボタンで留めるタイプのケースのときには、ベルトをボタンで留めたままの状態でケースの内側にある定期で「ピッ」としようとしても、ベルトとボタン部分の厚みのせいで、うまく読み取ってくれず、改札を通る度に、ベルトのボタンを外してから「ピッ」としていました。しかしながら、今回の「クリップバンド」による改良によって、大体ベルト分の厚みがなくなり、ベルトでケースを留めた状態のままでもケースの内側にある定期で「ピッ」とすることができるようになりました。これは予想しなかった効果です♪

f:id:bunseka_akiran:20160926210505j:plain f:id:bunseka_akiran:20161001000528j:plain

 

いかがでしたでしょうか?

 

私のリサーチ不足で、今回のDIYプロジェクトでは「ベルトシール スナップ」をうまく活用できませんでしたが、結果的には、副次的効果まである「クリップバンド」仕様に生まれ変わらせることができたので、個人的には大満足な仕上がりとなりました。

 

本日はこの辺りでお開きにしたいと思います。

 

  

【ネタバレ注意】『君の名は。』の時系列を、自分なりに整理してみた(GIFアニメーション付き)♪

先日、話題の映画『君の名は。』を観てきました。ここから、徐々に内容にも踏み込んでいきますので、ネタバレしてほしくない方は、ご注意ください。

 

あまり予習せずに行ったので、身体の入れ替わりだけでなく、タイムスリップ要素まで入っているとはつゆ知らず。映画の中でもSFが大好物な私は、本当に大、大満足の内容でした。

 

ただ、タイムスリップものは、どうしても一度観ただけでは十分に理解できず、モヤモヤしていたので、結局、「小説 君の名は。」も購入。

 

 

 

まだ十分理解出来ていないかもしれないのですが、自分の理解のために、時系列に図解してみました。

 

こんな風に、理解できないものを、取り敢えず図解してみる、というのも、ハックの一つだと思っています。難解な技術書、特許の明細書に記載されるアルゴリズム等、理解に苦しむときは、ひとまず、登場人物やモノを、二次元上、或いは、時系列上にマッピングして、その間の情報のやりとりを矢印で表現するだけで、頭が整理されて、すんなり理解できることがあります。

 

という訳で、『君の名は。』の図解にチャレンジしてみます。登場人物などはフリー素材で代用しておりますのでご容赦ください。

 

本格的に内容に踏み込みますのでご注意を。

 

彗星の悲劇が起こってしまう世界を、悲劇ワールドと名付けました。

f:id:bunseka_akiran:20160924180135p:plain

3歳の年齢差がある、瀧くんと三葉ちゃんとの間で、入れ替わりがはじまります。入れ替わりは、赤点線矢印で表現しています。

f:id:bunseka_akiran:20160924180150p:plain

週に2、3日、入れ替わりの日々です。

f:id:bunseka_akiran:20160924180206p:plain

奥寺先輩とのデートの日以降は、入れ替わりがなくなります。デートの次の日の3年前にあたるのが、彗星の悲劇が起こってしまう日。

f:id:bunseka_akiran:20160924180222p:plain

瀧くんは、三葉ちゃんの町を探しに、糸守旅行へ。口噛み酒で、再度、入れ替わりに成功。彗星の悲劇がまだ起こっていない世界を奇跡ワールドというパラレルワールドとして設定してみました。そのパラレルワールドである奇跡ワールドの三葉ちゃんに瀧くんの魂が宿ります。三葉ちゃんは、中2の瀧くんに前日振られており短髪に。

f:id:bunseka_akiran:20160924180240p:plain

ここで、トリッキーなのは、山の上のご神体を訪れた瀧くんに宿るのは、彗星の悲劇を体験した後の三葉ちゃん。すなわち、死後の三葉ちゃんの魂が宿っているようなのです。私の勘違いかもしれませんが(^^ゞ

f:id:bunseka_akiran:20160924180548p:plain

そして、クライマックスシーンのカタワレ時。お互いの魂は、元の身体に戻る訳ですが、三葉ちゃんの場合は、悲劇ワールドの魂が、奇跡ワールドの三葉ちゃんに宿ります。すなわち、彗星の悲劇の記憶が残っている魂が宿る訳です。一方、瀧くんの場合は、悲劇ワールドの魂が、奇跡ワールドの瀧くんに宿っているはずですが、彗星の悲劇の記憶はなくなっているようです。基本的には、奇跡ワールドに魂が移行した時点で、悲劇ワールドの記憶は消え失せていく、という設定なのだと思います。

f:id:bunseka_akiran:20160924180725p:plain

そして、奇跡ワールドで社会人になっている二人が、奇跡の再会を遂げます♪

f:id:bunseka_akiran:20160925011457p:plain

最後に、作成した図解をGIFアニメーション化してみました。

f:id:bunseka_akiran:20160925011522g:plain

いかがでしょうか?

 

君の名は。』の内容理解については誤解している部分もあるかと思いますが、

よくわからないものにぶち当たったときには、

 

・対象(登場人物)を二次元にマッピングして相対関係を表現し、

・情報(魂)のやりとりを矢印で表現し、

・それをアニメーション化して遷移を表現する

 

というハックは、頭を整理する上で、意外に汎用的なものではないかと思っています。

是非、ご活用くださいませ。

 

知的生産システムならぬ、私的生産システムを紹介します

先日、ノートシステムを紹介しましたが、本日は、そのノートシステムを含む、私の知的生産システムならぬ、私的生産システムを紹介します。システム全体は、情報を入力するInputステージ、その入力された情報含む、これまでに蓄積された全ての情報を踏まえて気になっていることを思考するProcessingステージ、ライフログを記録し、思考の結果得られたアイデアをブログ等にまとめるOutputステージによって構成されています。順に詳細説明していきますね。

f:id:bunseka_akiran:20160724005028p:plain

①Inputステージ

入力ソースは、ニュースキュレーションサイトのGunosyと3つのtwitterアカウントです。twitterのアカウントにはそれぞれ役割を持たせています。@Inputは、一般ニュースや情報を取得するための情報収取用アカウント、@Input+Outputは、エンタテインメント関連の情報取得とつぶやきのためのエンタ用アカウント、@bunseka_akiranは、文房具/デジタルツール/ライフハック系の情報取得とつぶやきのための文房具用アカウント。朝のトイレの中、通勤時間は、この入力ソースから最新の情報を入手する貴重な時間になっています。3つのtwitterアカウントでの活動をストックしておくため、お気に入り、つぶやきはツイエバを介して自動的にEvernoteに転送するように設定しています。自動的に夜中に転送されるのですが、次のProcessingステージで即日情報を参照したい場合は、即時転送を手動で行うこともできますのでご利用ください。Gunosyで拾った気になったニュースをEvernoteに転送したいのですが、2016/7/24時点ではGunosyからEvernoteへの直接転送機能はないようなので、気になったニュースを@Inputアカウントに転送することで解決しています。これによってGunosyで気になったニュースがtwitterアカウント→ツイエバを経由して、Evernoteにストックされます。

②Outputステージ(ライフログ

仕事を終え、テレビを流しながら一日を振り返り、ライフログをつけていきます。WorkFlowyには5行日記のためのキーワードが記録されているので、そのキーワードで一日を思い出しながら5行日記をつけ、それぞれの行動に採点をしていきます。

③Processingステージ

はてなブログを2つ運営しているので、そのネタをひねり出さなければなりません。Evernoteにストックされているニュース、つぶやき、今日のライフログと5行日記、過去のノートをベースに、ステップ・シンキングやWorkFlowy等のツールを活用して、テーマを決め、関連する情報を収集します。集めた情報を、頭の中やツールを使ってまとめたり並べ替えたりして少しずつロジックを固め、編集し、ストーリーを構築していって、ブログの骨子をつくっていきます。

④Outputステージ(アイデア・ブログ)

Processingステージでブログネタを考えていく中で浮かんだアイデアを箇条書きのスタイルでアイデアマラソンとして書き出していきます。そして、いよいよProcessingステージでつくった骨子をベースに、ブログの編集に入ります。いざ、ブログを書き出すと、構築したストーリーの中に矛盾が出て来たり、そのストーリーよりももっと面白いモノが浮かんだりして、結局またProcessingステージに戻ってしまったり、なかなか前に進まないことも多いのですが、気になっているテーマに関する思考なので、苦になることはなく、時間を忘れてしまうことが多々あります。(今日も遅い時間帯になってしまいました)

 

自身の頭の整理のため、現在の私の知的生産システム(私的生産システム)をご紹介しました。ご興味ある部分があれば是非ご活用ください♪

 

 

 

こだわりの私のノートシステムをご紹介します

自身の頭の整理のために、私のノートシステムをご紹介します。

少し前までは、B5スリムノートを横にして、マインドマップなど描いて、5年ほどライフログを記述していたのですが、単なるライフログだけでなく、思考する場と、アイデアのアウトプットの場を作りたく、7月から少しシステムを変更。ノートは大人のキャンパスA5ノート方眼タイプ、フォーマットは以下のような感じです。4象限に分かれていて、それぞれ参考にした文献があります。

f:id:bunseka_akiran:20160718010859p:plain

①情報は1冊のノートにまとめなさい:奥野 宣之

ここは機械的に記入できるライフログエリア。方式は、奥野氏が進める略語を利用して記入しています。どうしても体調ケアは忘れがちなので、私にとっては必要なエリアだと思っています。

 

②あなたを天才にするスマートノート : 岡田 斗司夫

こちらもライフログエリア。岡田氏が薦める5行日記です。ポイントは5つのやったことを記入することだけでなく、それを5段階で評価すること。そして、1や5の極端に低い得点や高い得点はあまり付けないところが肝。3がベースで、いまいちだったときには2、頑張ったな、という項目には4をつけるようにしています。今まで1や5は登場したことがありません。これを毎日やっていると、2をいつもつけてしまうような行動が気になって、3以上になるように無意識で行動しています。ぜひ皆様も試してみてください。

 

経営学 日本企業の将来予測 : 西田耕三

このエリアは、思考するための場。尊敬する名古屋市立大学の西田耕三名誉教授が提唱する、ステップ・シンキングを行っています。僭越ではありますが、教授の説明文を引用します。「それは,表(おもて)だけを使った紙の裏側のトップに,まず何か問題とか課題とかを書く.そしてつぎに,それらと関連のありそうな,しかも問題や課題への答えとか,解決策に一歩近づけそうなことを考え出す.そしてそれらを思いついたら,問題などから矢印を引いて,その先にそれを書く,という作業を繰り返すのである.この方法で,けっこう新しい良いアイデアが出てきた.そこでこれを「ステップ・シンキング」,略称 ST と呼んで,学部のゼミや大学院で教え始めた.」

これが実にワークします。ぜひ試してみてください。

 

④一日十五分 アイデアマラソン発想法:樋口健夫

このエリアはアイデアのアウトプットの場。上述のステップ・シンキングによって思い付いたことをアイデアとして、箇条書きにしていきます。アイデアマラソンの樋口氏に倣い、アイデアには連番を振っています。例示の7615というのは私の実際の連番数字です。7615個のアイデアをノートに記述してきたという事実は、自信に変わるものだと思いますのでお薦めです。

 

以上が、私の現在のノートシステムです。ライフログ、思考の場、アウトプットの場からなる構造は、結構気に入っています。また、最近では、思考の場として、アウトライナー「WorkFlowy」というデジタルツールも利用しているので、今後は、このノートシステムとアウトライナーをうまく融合したいと考えています。

 

以上、私のノートシステムが、皆様のノートシステム構築の一助になることを願っています。